日本人の「タンパク質不足」

平成30年の厚生労働省調査によると
なんと2割の小学生がタンパク質不足という状態に。
これは1日あたり平均50g摂取を目安とした場合です。
1日あたりの運動量が多いお子さんにとっては60〜70gが推奨されています。
【参考に、ケンタッキー100gでタンパク質20g】」
タンパク質不足により起きる体の不具合で代表的なものは
「筋肉の減少」「骨粗鬆症」があります。
しかしそれ以上に体で起きる問題があります。

1:消化器系の問題
タンパク質不足により消化器系の問題が生じるのは、
「消化酵素」や「胃酸」の分泌不足によるものが考えられます。
消化酵素は、タンパク質や脂質、炭水化物を分解するための酵素。
膵臓や小腸で分泌され、タンパク質を分解する消化酵素であるトリプシンやキモトリプシンなどの分泌不足により、タンパク質が不完全に分解され、腸内で腐敗・発酵することがあります。
これによって、腸内でガスが発生し、腹部膨満感(お腹のはり)、腹痛、下痢などの消化器系の問題が生じる場合があります。
また、胃酸も消化に重要な役割を果たしており、胃酸が不足するとタンパク質の消化が不十分となります。
胃酸が不足すると、胃腸管の運動が低下し、食事の消化が遅くなることがあります。
これによって、食事の胃腸通過時間が遅れ、食べ過ぎや消化不良などの消化器系の問題が生じる場合があります。
女性に特に多い便秘につながることもしばしばあります。

2:貧血
タンパク質不足による貧血の原因は、2つあります。
1、タンパク質不足による赤血球の生成不足。
赤血球は、ヘモグロビンというタンパク質が酸素を運ぶ役割を持っており、タンパク質不足が続くと、赤血球が正常に生成されなくなります。そのため、体内の酸素不足が生じ、貧血となることがあります。
2、タンパク質不足による鉄不足。
タンパク質は、鉄を含む食品と一緒に摂取されることが多く、タンパク質不足が続くと、鉄不足に陥る場合があります。
鉄は、赤血球のヘモグロビンに必要な栄養素。鉄不足が続くと、貧血を引き起こすことがあります。
それでは、タンパク質不足による貧血を防ぐためにはどうすればいいの?
十分なタンパク質と鉄を含む食品を摂取することが重要です。例えば、赤身の肉、魚、大豆製品、卵などが良い食品となります。また、野菜や果物などのビタミンCを多く含む食品を摂取することで、鉄の吸収を助けることができます。
3:免疫力の低下
タンパク質不足が続くと、免疫細胞や抗体の生成に必要なアミノ酸が不足し、免疫力が低下する原因となります。
また、タンパク質不足が続くと、細胞の再生や修復が十分に行われず、組織の損傷や感染に対する身体の防御力が低下することがあります。
さらに、タンパク質不足が続くと、栄養素バランスが崩れ、ビタミンやミネラルなどの栄養素不足が起こりやすくなります。
ビタミンやミネラルは、免疫力にも重要な役割を果たしているため、栄養素バランスが崩れることで免疫力が低下することも。
以上のように、タンパク質不足は免疫力低下の原因となるため、十分なタンパク質を含む食品を摂取することが重要です。
具体的には、肉や魚、卵、豆類、ナッツ、乳製品などが良いタンパク質源となります。
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